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- 『審判』フランツ・カフカ
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2010.06.01 Tuesday
プラハ出身のドイツ語作家さん。
1914〜1915年に執筆。
カフカの死後、1927年に発表された作品だそうで。
岩波版は結構前に読みました。
最近、光文社版をゲット(こちらは『訴訟』というタイトルで訳されています)
何回読んでも面白いです。
主人公は銀行員のヨーゼフ・K(30歳)
彼がある日突然逮捕され、訴訟を起こされる。
でも何で逮捕されたのか、何を訴えられたのかは誰も教えてくれない。
何だよそれ!と半ギレのヨーゼフ・K。
全力で裁判を拒否。
しかしKの主張は超無視され、問答無用で裁判に巻き込まれていく。罪状不明のまま。
…とまぁ、こんな感じで始まるお話です。
主人公の意味不明なものに巻き込まれていくっぷりが、『不思議の国のアリス』系だな、と。
もしくは『世にも奇妙な物語』にありそうだな、と。
そう思いました。
裁判所事務局が、ボロアパートの屋根裏部屋にあったり
(入り口に、へったくそな字で『さいばんしょじむきょく』と書いてある)
Kの勤める銀行の物置部屋から音がするから開けてみたら、何故かムチを持った、黒革服の裁判所の役人さんがいたり
(その黒革服は胸元が大きくあいていて、腕がむき出しになっているそうで)
(藤方の脳内では、このシーンが完全に
“物置を開けたらムチを持ったレイザーラモンHGがいた”
という図で再生されました)
摩訶不思議な世界が、ヨーゼフ・Kに何の説明もなく、
「何言ってんの、これが常識ですよ。訴訟というものですよ」という顔をして、どんどん繰り広げられていきます。
「ねーよ(笑)」と、思わず笑って突っ込んでしまうような事が頻発するのですが、
それがあまりにも頻発し、かつ主人公と私たち読者に、その事についての説明がない。
この先どうなるのかが全く読めない。
それがだんだん不安になってきて、怖くなってくる。
主人公は必死になっていき、読んでいるこっちも「どうするんだ、ヨーゼフ・K!」と、のめり込む。
おぉ…これがフランツ・カフカの不条理小説の世界か…!
唯一無二だなぁ。
かっこいいぜ、カフカ…!
…と、改めて確認。
- こまこました人形
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2010.06.05 Saturday
自室の俺専用本棚に、お気に入りのお人形さんをポコポコ並べています。
孫悟空、クリボー、最近加わったむすび丸。
スーパーマッスルボディーのおっちゃんと、椎茸と、伊達オニギリ。
最近、自分がこういう、こまこました人形をやたらと持っている事に気づきました。
拍手・コメント、ありがとうございます!
Minnieさん、ラムネさん、noritamaさん、
ハンナさん、小綾さん、しのさん、
レスキューさん、ゆりかさん、コックさん、
霜月神楽さん、薄紅ネコさん、荒木さん、
そして無記名の皆さま、
たくさんのあたたかいメッセージをありがとうございました!
>レスキューさん、つくねちゃんは実は特に内容考えてなかったりするんですが(えぇ…)
仲間外れにされていた つくねちゃんが色々奮闘する…という、ボンヤリザックリしたイメージだけはあります(笑)
>ハンナさん、そうですね…。そういう場合、どうなるのかは私にもわかりませんが(ごめんなさいね;)
一度電話で問い合わせてみるのはどうでしょうか?
聞いてみるしかないと思いますよ。
これ!というアドバイスが出来ず、すみませんです><
>薄紅ネコさん、いつもありがとうございます。
『テルレス』を読んで一番に思った事は、
「結局、ライティング君が一番世渡り上手な大人になるんだろうな…」
だったりします^_^;
テルレス君は確かに、『消去』の主人公予備軍かもしれませんね。考え過ぎな所が。
テルレス、どうか無事に(?)まっすぐ育ってほしいです;
オススメ本もありがとうございます。是非、読んでみたいと思います!
- 『ハーバード白熱教室』
- 今月のヘビロテさん(洋)
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2010.06.27 Sunday
Slipknotのアルバム&ライブDVDが流れている率が高かった、先月末からの藤方家のリビングでした。
なんというラウドなリビングか。
家族揃ってSlipknot好きなんでね。
ポールの訃報に皆でぽかーん…でした。
若すぎる…。
“左利きのベーシスト”というので、何か妙な親近感?というか憧れというか何というか…を勝手に持っていましたよ。
ライブで『People=Shit』が始まると、会場全体がちょっとした洗脳空間になる様が好きです。危険だけど!
あと『Vermilion』のサビが綺麗で好きなんですが、PV怖すぎて半泣き…とか
『Before I Forget』の「リスーン!!」と「アーイ!」がいちいちツボ…とか
シドの新しいマスクがメカニカルでかっこいい!
クリスの天狗マスクは相変わらず可愛い!…とか
色々語り出したらきりがないんですが。
もうやめといた方がいいですかそうですか。
あとは、眉毛兄弟(と書いてOasisと読む)のベストアルバムのCMを佐藤健さんがやっていて、ちょっとビックリしたり、
(何か意外で)
(でもそっか、映画『BECK』で曲が使われるんでしたっけ。その繋がりかしら)
シーアちゃんとか、Them Crooked Vulturesを聞いて暮らしていました。
Them Crooked Vulturesのジャケットが、どう見ても鳥人。笑い飯の。
シーアちゃんは、日本の女子が好きそうな曲調だと思うんですけどね。
系統としたらYUKIちゃんとかカエラちゃん系なんじゃなかろうか。
いや、声の感じとかは全然違いますけど。
何か雰囲気が。
女子に好かれそうな雰囲気が。
まぁとりあえず、Slipknotは続報待ちですな。はぁ…。
拍手・コメント、いつもありがとうございます!